晴れて定年退職を迎えた方は、いよいよ楽しいセカンドライフの始まりですね。
このタイミングで自分や家族の保険を見直すことで、保険料や保障内容を必要最低限に抑えられることをご存知ですか?
この記事では、定年退職後の保険の選び方やおすすめの保険、健康保険の選択肢についてわかりやすく解説していきます。
目次
定年退職後は保険の見直しのタイミング
定年退職後に現在加入している保険を見直すことは、非常によいタイミングといえます。
配偶者や家族のための高額な生命保険は、このタイミングで減額することもひとつの考え方です。
子供が独立しているのであれば、いよいよ夫婦の未来のための保険を考えていくべきでしょう。
65歳からの年金受給に向けて、定年退職後から保険を見直していきましょう。
定年後の保険の選び方
ここでは、定年後の具体的な保険の見直し方について説明していきます。
・生命保険
子供が独立して生計を立てているのであれば、いままでのような高額な保障金が出る生命保険に加入する必要は薄れてきます。
極論をいえば、自分や配偶者の葬儀費用が保障される範囲内で減額してもよいでしょう。
そのぶん余ったお金を介護保険にまわすことも賢い選択といえそうです。
・医療保険
現在定期型の医療保険に加入している人は、自分の保険の「満期」をまず確認しましょう。
満期が70〜80歳であれば、それまでに他の医療保険への加入をおすすめします。
おすすめは生涯保障が続き、保険料も変わらない「終身医療保険」です。
定年後に加入できる健康保険の種類
続いて、定年後の健康保険の見直し方について考えていきましょう。
①家族の扶養に入る
会社に勤める子供と一緒に住んでいるのであれば、扶養家族になるのもひとつの方法です。
扶養家族なら国民健康保険料を払う必要がなく、子供の税金額が控除されるので、両者にとってメリットが大きいといえます。
一緒に生計を立てているとみなされれば、別居していても扶養に入ることができますので、子供の加入している社会保険組合に確認してみましょう。
②国民健康保険
家族の扶養に入らないのであれば、国民健康保険に加入するのも一般的です。
いままで社会保険で半額負担だったときに比べて、国民健康保険料は全額負担なので出費は増えてしまうかもしれません。
国民健康保険料は「前年の所得」を元に計算されますので、定年退職した次の歳の保険料は高額になる恐れがあります。支払いが困難なのであれば、日本年金機構に相談することで減免を受けられる場合もあります。
③勤めていた会社の健康保険を任意で継続する
退職した職場の社会保険を定年後も継続できる制度もあります。
これを「任意継続」といい、最大で2年間社会保険を続けることができます。
就業していた頃と違い、保険料は半額ではなく全額負担になりますので注意が必要です。
それでも、高額になりやすい国民健康保険料より比較的安く済むことが多いため、興味のある方は社会保険組合に相談してみましょう。
今回の記事では定年後の保険の見直しにフォーカスした内容をお伝えしました。
しかし、今日では「人生100年時代」という言葉があるように、さらに先の老後を見据えて保険の準備をしておく必要性があります。
老後の保険選びについても興味のある方は、コチラの「老後に備えるべき保険とは?老後のリスクと保険の見直しのポイント」の記事をご覧ください。
定年退職後の保険を見直して、今後の生活への準備を
いかがでしたでしょうか?定年後の保険の見直し方について理解を深めていただけたと思います。
豊かなセカンドライフを楽しむために、このタイミングで保険の見直しをしていきましょう。
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